WordPressのメジャーアップデート、マイナーアップデート、自動更新に関するまとめ

おはようございます。こんにちわ。こんばんわ。まっすです。
WordPressはオープンソースソフトウェアとして、日々、機能改善やセキュリティ対策のための開発が進められています。
今回は、WordPressのアップデートに関してまとめてみました。
目次
メジャーアップデートとマイナーアップデートの違い
2つの違いは下記の通り。
メジャーアップデート
新しい機能が追加されたり、中身のプログラムが変更される大きなアップデート。
ただし、後方互換(前のバージョンとの互換性)は確保されているいます。
マイナーアップデート
バグやセキュリティを修正するためのアップデートで、機能追加はないありません。
メジャーアップデートとマイナーアップデートの見分け方
2つの見分け方は、リリースされる番号で判断します。
メジャーアップデート
2.4や4.1、5.0など、左から1番目と2番目の数字が変わります。
マイナーアップデート
2.4.2や4.1.4、5.0.1など、1番右の数字が変わります。
アップデートの方法
基本、マイアーアップデートは自動で行われる
マイナーアップデートは基本的に、ユーザーは何もしなくても、アップデートされる設定となっています。
これは、セキュリティやバグに関するアップデートなので、機能や関数を追加したりしない為、ユーザーの使用にはあまり影響はないからです。
しかし、
「勝手にアップデートされても困る。。」
と言う方もいるかもしれないので、後半で自動アップデート無効化の設定方法を紹介します。
メジャーアップデートは自分で行う
メジャーアップデートは、機能やAPIを追加・削除が行われているため、ユーザーに影響が出てくる可能性があります。
使用中のプラグインや機能が動かなくなり、表示崩れが起きたりします。
その為、アップデートしても影響ないか、確認してアップデートを行う必要があります。
管理画面から行う
新しいバージョンが利用可能になると、こんな通知が出てきます。
「今すぐ更新してください」をクリック→「今すぐ更新」をクリック

これで更新は完了です。
※メジャーアップデートを行う前に必ずバックアップを取っておいてください。
古いバージョンもマイナーアップデートは行われている
WordPressは、最新のバージョンでなくともマイナーアップデートは行われています。
その為、メジャーアップデートしなくても継続して使用はできます。
しかし、過去のバージョンにだけある脆弱性がある場合もあります。その部分は修正されない可能性が高いです。
また、メジャーバージョンアップにもセキュリティ脆弱性への改善がされている可能性があるので、できれば、常に最新のものにしておくのがベターです。
諸事情により、自動更新を停止したい場合
今まで、メジャーアップデートとマイナーアップデートの違いを見てきました。
自動更新と手動更新で最新のものにしておいた方がいいのですが、いろんな事情でアップデートしたくない場合もあります。
そんな時の方法を紹介します。
状況に応じて、以下のコードをfunctions.phpに記載します。
全ての自動更新を停止させる場合
define( ‘AUTOMATIC_UPDATER_DISABLED’, true );
個別に行う場合
更新機能があるのは、以下の4つです。
・コアファイル
・プラグイン
・テーマ
・翻訳ファイル
これらの設定を単独で行います。
コアファイル(WP本体)
//無効化
define( ‘WP_AUTO_UPDATE_CORE’, false );
//有効化
define( ‘WP_AUTO_UPDATE_CORE’, minor );
プラグインの更新
//有効化
add_filter(‘auto_update_plugin’, ‘__return_true’);
//無効化
add_filter(‘auto_update_plugin’, ‘__return_false’);
翻訳ファイルの更新
//有効化
add_filter(‘auto_update_translation’, ‘__return_true’);
//無効化
add_filter(‘auto_update_translation’, ‘__return_false’);
更新通知のみを停止する
//有効化
add_filter(‘auto_core_update_send_email’, ‘return_true’);
//無効化
add_filter(‘auto_core_update_send_email’, ‘return_false’);
理想は、最新のバージョンを使うこと。状況によって使い分けよう
今回はWordPressのアップデートについてまとめてみました。
繰り返しになりますが、古いバージョンでも自動更新していれば、マイナーアップデーとはしてくれるので、使えないことはないのですが、セキュリティ面を考えて、全てのアップデートに対応しておくのが理想です。
外注している場合、費用などの問題もありますが、情報漏洩やセキュリティ上のリスクを考えるとアップデートにきっちり対応しておくのは大切です。